2018年06月23日

審美健康会ブログ 唾液のミラクルパワーについてのおはなし


医療法人 審美健康会 山本歯科医院
http://www.yamamotoshika.com
歯科衛生士の高橋です。

今回は <唾液>のお話です (^^)

当たり前のように お口の中にある<唾液>ですが
どんな役割をしているのか? ご存知でしょうか。

唾液は 1日に 1〜1.5リットルもの量が分泌されていて
お口の中を潤しています。

もしも 唾液が出なくなってしまったら
どうなるでしょうか?

味覚がなくなり、物を飲み込むことができなくなります。

そして 虫歯や歯周病が多発し、カビも増殖します。

唾液が どれだけ大切なのか
まずは 唾液の働きから お話したいと思います。


唾液の働きを ズラリと並べてみますね。

・洗浄作用
・保護作用
・殺菌・抗菌作用
・再石灰化作用
・緩衝作用
・消化作用
・排出作用          などなど

こんなに たくさんあります。

唾液って ただの水分ではなかったのですね (^^;)ゞ



それでは 1つずつ 見ていきましょう。

【洗浄作用】
お口の中の汚れを洗い流す働きです。

【保護作用】
お口の中が傷つかないよう守る働きです。

お口の中は 歯という硬い組織と
粘膜や舌などの軟らかい組織が 共存しているので
唾液が潤滑剤となり 擦れて傷がつくのを防いでいます。

【殺菌・抗菌作用】
細菌が身体に入ってくるのを防ぐ働きです。

唾液の中のリゾチームやラクトフェリンなどの抗菌成分が
お口を通して 細菌が身体に侵入するのを 防ぎます。

【再石灰化作用】
歯から溶け出したミネラルを取り戻し 虫歯を防ぐ働きです。

【緩衝作用】
お口の中を中和してくれる働きです。

酸性に傾いた 虫歯になりやすい環境のお口の中のpHを
中性に戻してくれます。

【消化作用】
食べ物を消化する働きです。

唾液の中には βアミラーゼという消化酵素があり
でんぷんを分解します。
噛めば噛むほど 唾液が分泌され
ご飯や パンなどの 炭水化物の消化を助けています。

【排出作用】
異物などを身体から排除しようとする働きです。

毒素や異物が お口に入ってきた時に
唾液がまとわりつくことで身体を守り 排出しやすくします。


他にも
口に入れた食べ物を 食塊にして飲み込みやすくしたり
味覚を感じたり

そうそう(^^)
唾液の成分には パロチンという <若返りホルモン>も
含まれているのですよ。

<唾液>のパワーって スゴイですね!



このように とても大切な <唾液>ですが
分泌が減り、お口が渇いてしまうことがあります。

それが <ドライマウス>、口腔乾燥症といわれるものです。

ドライマウスの原因としては
加齢に伴うものや
シェーグレン症候群の場合や、放射線治療の後遺症の場合、
服用している薬の副作用の場合もあります。
また
口呼吸の方や、噛むことが少ない方も
お口が乾いてしまうことが多くみられます。


唾液を たくさん分泌させるためには
第一に 「よく噛むこと」が 必要です。

しっかりと よく噛んで 食事を摂ることを心がけましょう。

それと 唾液は
交感神経と副交感神経に 主にコントロールされていて
ストレスがない時(副交感神経が働いている時)には
サラサラした唾液が分泌され、
緊張やストレスがある時(交感神経が働いている時)には
ネバネバの粘張性のある唾液が分泌されるので

ストレスフリーな生活を送ることも
ドライマウスの改善に繋がるようです。

とはいえ
何かとストレスの多い この社会。
せめて ON・OFF を 切り替えられるようにしたいですね。


まずは しっかりと よく噛んで
そして リラックスを心がけて

唾液を 十分に分泌できるようにしていきたいですね。


しっかりと よく噛める歯
そして 健康なお口と 身体のために
山本歯科医院は 皆さまのお手伝いをさせていただきます。

気になること、不安なこと、
お口の悩みがございましたら お気軽に御相談くださいね。


医療法人 審美健康会 山本歯科医院 
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posted by 達さん at 15:27| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月21日

審美健康会ブログ 意外と知られていない 「 歯の正しい磨き方 」


医療法人 審美健康会 山本歯科医院
http://www.yamamotoshika.com
歯科衛生士の高橋です。

子供の頃から 毎日している <歯みがき>ですが

「歯は いつ磨くのがいいの?」
「1日何回 磨けばいいの?」
「食べたら すぐに磨かないとダメ?」
「何分くらい磨けばいいの?」

意外と よくわからないことって 多いですよね。

今回は
<歯みがき>を 一層効果的にするために
正しい知識を整理して お届けしたいと思います。



上記の 4つの「?」は とても単純ですが
お口の中のことを きちんと理解していないと
正しく答えられない質問でもあります。


まず 1つめの「?」
「歯は いつ磨くのがいいの?」

いつ 歯を磨けばいいのか?
いつ 歯を磨くのが いちばん効果的なのか?

小さな頃に親から「食べた後には 歯を磨きなさい!」って
言われませんでしたか?
確かに <歯みがき>の目的が 「食べカス取り」だけならば
食事の後に歯を磨くことは 正しいことです。

けれど
<歯みがき>は 「食べカス取り」だけではなく
歯の表面に付着した歯垢(プラーク)を取り除くことが
重要なので
食後にササッと食べカスを取るだけでは 不十分といえます。

1日の中で
いちばん丁寧に しっかり<歯みがき>していただきたいのは
「夜 寝る前」です。

寝ている間のお口の中は 自律神経の働きにより唾液が減り
細菌が増えて活発になるので
寝る前に しっかり歯磨きをして 細菌を減らしておくことが
虫歯予防・歯周病予防に とても大切なのです。

食後には 食べカスを取る簡単なブラッシングをして
夜 寝る前には 時間をかけて しっかりと歯垢を取り除く!
というのが ベストな<歯みがき>のタイミングです。



次に 2つめの「?」
「1日何回 磨けばいいの?」

1日の<歯みがき>の回数は
「10回でも良いし 1回でも良い」「何回でも良い」 です。

おかしな答えですよね f(^^;

<歯みがき>で 最も大切なことは 
【回数】 ではなく 【質】 なのです。

1回しか磨かないと 虫歯になる
3回磨けば 虫歯にならない
・・・なんてことは ありません。

たとえ 1日に100回  歯を磨いても
その1回1回が きちんとプラークを取り除けていなければ
意味がありません。

1日1回でも
プラークをしっかりと取り除く質の高い<歯みがき>ができれば
良いのです。
鏡を見ながら 時間をかけて
歯と歯の間や 歯と歯肉の境目や 奥歯の溝など
隅々まで 丁寧に プラーク(歯垢)を 取り除いてください。

ただ だからと言って
「歯は1日1回だけ磨けばいいんだ〜♪」ではないですよ!
ここ 大切ですよ〜(^o^)b

やはり 食後のブラッシングは必要です。
食べカスが付いたままの歯では せっかくの笑顔も台無しですし
口臭の原因にもなりますしね。
エチケットとしても 食後のブラッシングをお勧めします。



そして 3つめの「?」
「食べたら すぐに磨かないとダメなの?」

ある時期
「食後3分以内に 3分間 1日3回 歯を磨こう」という
「3・3・3 運動」が 盛んに呼びかけられていました。

けれど これは
虫歯予防というよりは
<歯みがき>の習慣化を 促すためのもののようです。

実際には そんなに急いで磨く必要はありませんし

逆に
食べた直後よりも 少し時間をおいた方が良い という
臨床データもあります。

食事をすると(特に糖分)
歯の表面にいる細菌が酸を出し 歯を溶かし始めるのですが

この反応は
食べ物が お口に入った直後に始まるので
食事をし終わった頃には
顕微鏡レベルでは 歯の表面は溶けているのです。

この時に 溶けてしまった歯の表面は
唾液の成分(カルシウムなどのミネラル)によって
時間をかけて修復されていくのですが

溶けた歯の表面を
唾液が修復する前に ゴシゴシと磨いてしまうと
ミネラルが戻りにくくなってしまい
虫歯になりやすくなるので
できれば 30分くらいは時間をおいてから磨いたほうが
良いようです。



最後に 4つめの「?」
「何分くらい磨けばいいの?」

「歯みがきが足りないから虫歯になった って言われるけど
いったい何分くらい磨けば 虫歯にならないの?」
って 思いますよね。

こちらの答えも 前の「?」と同じ答えです。
<歯みがき>は 【時間】ではなく 【質】
プラークがキレイに取り除けたら終了です。

お部屋の掃除でも そうですが
「何分間 掃除をするか?」を あらかじめ決めて
掃除をスタートしませんよね?
何分 ではなく お部屋がキレイになったら掃除が終了です。

<歯みがき>も まったく同じです。

30分、1時間 と 磨いても
プラークが取り除けていなければ
<歯みがき>は 不十分 なのです。

上手に 効率よく プラークが取り除ければ
磨く時間は 関係ありません。

もちろん 1〜2分では 終われませんが
正しい磨き方で 上手に磨けるようになれば
10分くらいで キレイに<歯みがき>できるようになります。



4つの「?」
ご理解いただけましたか?

<歯みがき>で大切なことは
【時間】や【回数】ではなく【歯みがきの質】です。

そして
そのためには
ご自身の歯の状態に合った<歯みがき>の方法を知り
出来るようになることが不可欠です。

<歯みがき>で わからないこと、できないことは
私たち歯科衛生士に 何でも聞いてくださいね (^^)

<歯みがき>で 虫歯や歯周病を予防して
健康な歯とお口になりましょう。


医療法人 審美健康会 山本歯科医院 
http://www.yamamotoshika.com
posted by 達さん at 15:35| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月09日

審美健康会ブログ 貴方が飲むドリンクで歯が溶けてはいませんか?


医療法人 審美健康会 山本歯科医院
http://www.yamamotoshika.com
歯科衛生士の高橋です。


関東地方も梅雨入りしたようですね。
湿度の高いジメジメした暑さに
皆さま、体調を崩されていませんか?

これからの時季
冷たい飲み物を飲むことが多くなりますよね。
もちろん 十分な水分補給は とても大切なことなのですが
飲み物の種類や その飲み方によっては
歯に 大きなダメージを与えてしまうものがあります。

今回は 歯にとって危険な飲み物、
歯が溶けやすい飲み物 について 書いてみますね(^^)


つめた〜く冷えたジュースや炭酸飲料には
とてもたくさんの砂糖が使われています。
たとえば
コーラに使われている砂糖の量は
なんと角砂糖14個分だそうです。
また
身体に良さそうな スポーツドリンクや 乳酸菌飲料も
糖分が多く含まれ そして 酸性度の高い飲み物です。

通常 健康なお口の中は pH6.8〜7.0 の 中性で
歯のエナメル質は 酸に弱く pH5.5で 溶け始めます。

飲み物のpHは
水・ミネラルウォーターが 中性のpH7.0
緑茶で pH6.3
コーヒー pH6.2
紅茶 pH5.5          です。

そして ここからが 歯に危険な 酸性度の高い飲み物
オレンジジュース pH4.1
りんごジュース pH3.6
スポーツドリンクは なんと pH3.5
コーラは おそろしく pH2.2    と なっています。

また アルコール類も
日本酒 pH4.9
ビール pH4.3
ワイン pH3.4
梅酒 pH2.9    と 酸性度が高めです。

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では
このような飲み物から 歯を守るには
どうすれば良いでしょうか?

お水以外の飲み物は 全く飲まない・・・というのも
むずかしいですよね。
体調によっては 糖分や酸が必要なことだってありますし。


そこで 歯を守る飲み方のポイント!(^^)b
それは 『だらだら飲まないこと!』 です。

ちびちびと お口に含むような飲み方や
だらだらと 飲み続けたりすることは 避けましょう。

お口の中を 長い時間 酸性の環境にしないことが 大切です。

そして
飲んだ後には お水で口をゆすいで
お口の中を中性に戻すことも 有効です。


「きちんと歯磨きしているのに 虫歯になりやすい・・・」
「甘いお菓子は食べないのに すぐ虫歯になってしまう・・・」

そのような方は
もしかしたら 飲み物が 原因の1つかもしれませんね。

水分補給が とても大切な この時季
身体だけでなく 歯の健康も守るために
飲み物の種類や 飲み方を ぜひ 考えてみてください。

上手に 水分補給して
不快な季節も 健やかに乗り切りましょうね。


そして
冷たいもので歯がしみる・・・という症状のある方は
虫歯・酸蝕歯・知覚過敏・TCHなど
いくつかの原因が考えられますので 早めに ご来院ください。

医療法人 審美健康会 山本歯科医院 
http://www.yamamotoshika.com
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