2014年08月31日

東京医科歯科大学歯学部附属病院のホワイトニング治療費

先日 東京医科歯科大学う蝕制御学分野准教授 大槻昌幸先生に、大学附属病院のホワイトニング治療費一覧を資料として頂きました。

以下のようになっております。

オフィスホワイトニング 1歯単位 7560円
ホームホワイトニング 1口腔単位 40068円
1週間分の薬剤料         5400円
ホームホワイトニングトレ―    5400円
ウォーキングブリーチ 1歯単位  7560円
ホワイトニング初診基本診療料   4104円
ホワイトニング再診基本診療料   1188円

ということだそうです。

このプライスリストに基づいて 患者さんが望むような効果の出るオフィスホワイトニングを行う場合の治療費を概算してみます。すると 通常上下左右5番目(第二小臼歯)くらいまで1回のオフィスホワイトニングで施術しますから

「 7560円×20本= 151200円 」

となります。

また 同様に
ホームホワイトニングも 治療として 8週間行ったとすると
ホームホワイトニング 
「 40068円+薬剤5400円×8週間+トレ―5400円=88668円 」 

になります。

その他に 毎回の基本診療費かかりますから 正直 かなり高い治療費に設定されているように感じます。
それでも
東京医科歯科大学で!ホワイトニングしたい!!という患者さんには、おカネさえ出せばできる という満足感はあるんでしょうね。

ただし
ホワイトニング治療の中身を効果が出るように充実させてゆくと 1本のジルコニアを入れるよりもコストが正直かかるので これくらいの価格設定の方が正しいのかな?って私も思っています。

ところが
ホワイト○○○○○という歯科サロンでは
「 価格は相場の1/2〜1/5 」 とか 「 業界初の白さ保証 」 はたまた 「 返金保証 」 とか ホントにこのサロンは問題発言の多いとこで良心的な開業医から見ると 眉をひそめるようなことを平気でやっています。

こういうサロンの保証とか返金制度は、クレーマー患者さんたちへのガス抜き対策になっているのかしら?と思ってしまうのと同時に、一種の割引制度のような 誇大広告のように開業医には感じられます。つまり、50%返金するという返金制度は、元々の治療費が50%OFFにしても採算の取れるような 粗悪な内容だったのではないか!ということです。

これについて少し視点を変えてみます

これは民法に詳しいことですが
医療も歯科医療もそもそも患者さんから治療内容にクレームを受けたからといって、いちいち患者さんに治療費を返金(返還)することはないこと、が明記されています。
ところが、一般の商品に関してはこれとは異なり 問題があれば返金することは国民生活センターの例もありますが、義務づけられています。これを「委託契約」と言います。
それに対して 医療は 民法上 「準委託契約」と言われ、成果が出なくても患者さんへは治療費の返還をしないことが決まっています。

何故かというと
例えば ある方が 道路で車に轢かれて意識のない状態になってしまったとします。そいう患者さんが病院に担ぎ込まれて「死んだら 治療費はすべて返還してください」ということなら どうでしょう?
そもそも生きるか死ぬかはわからないからこそ懸命に治療をして医師や看護師たちは大変な努力をするわけです。そうした努力を施しても不幸にして救命できないことはあるかもしれません。
つまり、そうした場合の治療費は さまざまな機材や薬剤費とともに 医師たちに対する「仕事という対価」そのものなのです。ですから、民法では 医療機関のそうした対価に対する保証をしており、成果の如何にかかわらず一般の物品の扱いとは一線を画しています。
もちろん その医療現場に 医療ミスや医療事故がないことが前提ですが・・・。

すると先のホワイト○○○○○というサロンの内部的な取り決めはかなりいびつで、そもそもそういう意味では そのサロンは 「医療現場ではないのではないか?」とまで思われてしまっても仕方ないかもしれません。
それが 眉をひそめる理由の1つです。

治療は やはり 正しい診断に基づき 危険な処置をさけて もっとも安全なホワイトニング治療を受けるべきなのです。

posted by 達さん at 15:43| Comment(0) | Blog | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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