2018年02月18日

審美健康会ブログ  歯科医院での薬の飲み方から麻酔のかけ方まで


医)審美健康会 山本歯科医院&横浜ホワイトニング・インプラントセンター
www.yamamotoshika.com
院長の山本達郎です

医療機関では 治療の後に疼痛が出る可能性がある場合 頓服として痛み止めを出すことがあります。
代表的なものに薄いピンク色の錠剤でロキソニンがあります。市販薬でも売られているので馴染み深いと思います。
1錠が60mgです。頓服として1回あたり60mgから120mg(つまり2錠)服用します。
頓服薬には発生頻度0.1〜1%というわずかですが 胃痛などの副作用があります。胃が弱い方には胃薬などを出すこともあります。
しかし、一般的には出さないことが多いです。それはロキソニンの鎮痛効果を下げるからです。ですから、鎮痛効果をもたらすために投薬するのに、効果を下げるのでありますから通常はロキソニンに胃薬はついてこないのが普通です。

キーポイント 通常 ロキソニンに胃薬はつけない。

※妊婦さんに処方するときは カロナールという頓服を使用することが医学界では推奨されています。鎮痛効果はロキソニンより低いですが、そもそも妊婦さんに大きい痛みを伴う処置は禁忌に近いのです。例えば 下顎の骨に埋まっているような親知らずの抜歯とかはやりません。

抗生剤はどれが推奨されるでしょうか?
一般医療機関で出されるのにフロモックスというセフェム系抗生剤が多かったと思います。
これもいいと思いますが 現在 東京医科歯科大学歯学部付属病院では抗生剤の投薬はサワシリンというペニシリン系の薬に替わってきています。効きが良いというのが理由です。
しかし 他が全く効果がないというわけではありません。
少し前に
話題になった ジスロマックという3日間飲めば1週間効果がある、という抗生剤がありましたが 自分の服用経験では1週間ずーっと 体がだるかったので 当院の患者さんには出すのはやめよう!と密かに思っております(^^; 

もちろん 薬剤には だるい とかではなくて 持病やアレルギーによって服薬で問題が出ることがあります。
治療時には患者さんに問診しますから 手持ちの薬手帳の提示も含め お体のことはすべてお話するようにしてください。
先日も アレルギーの申告はなかった患者さんで抜歯後にアレルギー反応が出て緊急対応をしたことがありました。患者さん自身も自分がそういう体質だとは知らなかったようです。そういうケースで おかしい場合は まずご連絡ください。

さて
麻酔ですね。

ときどき先端恐怖症の方がいて 治療時の麻酔に恐怖心ある方がいます。
かわいそうですが 手の打ちようありません。
内科クリニックとかだと 採血のときに 「(患者さんは)泣きながら血を取ってますよ」と看護師さんたちも言っておりました。仕方ないですね(^^;

あるとき
患者さんの方で麻酔のかけ方を私にご教授してくれる方がいました。

それは
治療する歯の周りの歯茎を注射器で少量ずつ10数回刺すのだそうです。
その患者さんは他の歯科医師に習ったのだそうです。

でも 間違っています。

現在の麻酔薬は非常に効きが良く上記のようにご丁寧に針孔だらけにしなくても粘膜の浅いところに 軽く一か所 流し込むだけ(なのでほとんど痛みません)で通常はしっかり効きます。
効きが悪いとされる下顎なら もしこれで効かなければ 歯の付け根の解剖的に骨に穴が開いているゾーンに打つ もしくは 裏側にも打てば部分麻酔で十分です。

ただし すでに病巣部に腫れが強かったり疼痛が強かったときには麻酔効果が炎症でズタズタにされて麻酔反応が成立しないこともあるので 治療としての対応は投薬などが先行することもあります。ここは歯科医師と相談してよりベターな治療から入るようにしましょう。

また 稀ですが 部分麻酔をかけたところが腫れることがあります。火傷の水膨れみたいになることもあります。

原因はひとつです。

注射した針孔から唾液中の細菌が侵入して感染を起こした結果です。

痛がりで麻酔薬の量を大量に要求したり 患者さんの体力が弱っていたりするとこのようになることが稀ですが起こることがあります。

口腔内の細菌は、元々は非常に弱いもので 口の外に出ると死んでしまうような弱い存在ですが 口の中では歯周病や虫歯を作り このように麻酔部位を腫らしたりするので 実に不思議な存在です。

不幸にして このようになってしまった場合はぜひ医療機関に連絡の上 治療を受けて下さい。

ただし くれぐれも いいますが これは医療事故ではありません!

話は変わりますが
「無痛治療」という言葉があります。

無痛治療と言うのは 注射をする前の表面麻酔というおまじないみたいなものも指しますが

セデーション(静脈内鎮静法)と全身麻酔を指すと考えてください。
セデーションは医科では頻繁にやってます。
どりらも意識がもうろうとした あるいは 全くない 状態での施術です。
治療中は意識がないので楽です。

麻酔が切れると 腫れたり 痛んだり はします(^^)
これは
仕方ないですね。

こういう麻酔は病院で行う処置なので ご希望の方は紹介いたします。

日本人にとってお薬は馴染み深いですし 手近な存在で患者さんなりのやり方や好き好きもあると思いますが、必ずしも患者さんがそう思っていることと医学的に正しい処置や考え方とは一致しているとはいえません。

これからも歯科医学的にも医学・薬学的にも正しい知識を皆様方へ還元し 皆様方にとって健康で幸せな生活を築いていけるように サポートできるように努力していければと考えております。

院長  山本達郎  先進インプラント認定医
副院長 山本由佳里 歯学博士
月・土 楠本雄生  歯学博士
木   坪川正樹  歯学博士・歯周症専門医



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posted by 達さん at 15:01| Comment(0) | Blog | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする