2017年02月28日

審美健康会ブログ 歯科衛生士業務のグレーゾーン 〜歯科衛生士という職業についてD〜

 医療法人 審美健康会 山本歯科医院&横浜ホワイトニング・インプラントセンター
http://www.yamamotoshika.com
歯科衛生士の高橋です。


今回は
歯科衛生士の業務で グレーゾーン と言われているものに
ちょっと踏み込んでみようかと思います(`・ω・´)b
 

まず
歯科衛生士の業務の グレーゾーン とは 何なのか?

わかりやすく言うと
歯科衛生士が やっていいこと《白》と いけないこと《黒》の
中間《灰色》のことで
法律の解釈の仕方だったり 歯科学会の見解だったりで
認められたり 認められなかったりする 曖昧な範疇の
業務のことです。

・・・って
全然 わかりやすくな〜い f(^-^;)

歯科衛生士の業務は 歯科衛生士法により定められていますが
これが かなり ザックリなんですよね(´-ω-`)
1つ1つの医療行為が
事細かに明記されているわけではないので。

この法律も 何度も改正されてはいますが
医療は 日進月歩ですし
すべての歯科医療行為を詳細に法制化するのは
事実上無理なのだと思いますが・・・


絶対的医療行為 と 相対的医療行為 という概念があって

歯科での絶対的医療行為は
歯を削る・歯を抜く・歯の神経をとる・麻酔をする・・・等
歯科医師のみが行うことができる医療行為で
これは 歯科衛生士は行なってはいけません。

そして
日本歯科学界の各学会のガイドラインにより
歯科衛生士が行なってもよいとされる 相対的医療行為は
印象(型どり)・技工物(詰め物・被せ物)の調整・仮歯・
仮詰め・余剰セメント除去・・・等です。

今回
このグレーゾーンについて書くに当たって
いろいろ調べてみたりもしましたが

ネットの歯科相談サイトなどでお答えになっている
ドクターの皆様などは
ほぼ『自分のクリニックではグレーゾーンにあたる行為は
歯科衛生士には 一切させていません。』と
おっしゃっています (゜-゜)(。_。)

ただ
私が30年 歯科衛生士をやってきて
10数件の歯科医院に勤務してきた経験から言うと
グレーゾーンにあたる行為を一切させない歯科医院は
1件もありませんでした(*・ω・)
(そんなクリニックにしか勤めてこなかった…と言われれば
それまでなんですが)

ほとんど《白》の グレーから
限りなく《黒》に近い グレーまで
グレーゾーンも いろいろですが

個人的には
良いか悪いか、また、するかしないか は別として
自分自身のスキルにはなっていると思いますし、
就職時に有利になったことは確かです。

たとえば
ドクターの補助をする時にも
次にドクターが何を求めているのか とか
スムーズに先読みできるようになりますし、
こうすれば 術者(ドクター)が もっと施術しやすくなる など
自分が経験することで気付けることも 多くあります。

実際に
私たち歯科衛生士が グレーゾーンを全く行わなかったら
ドクターの仕事は何倍にも増えて
1日に治療できる患者さんの数も 大幅に減ることになり
次の予約が何ヶ月も先…という事態になってしまいます。

だからって
法律を遵守しなくて良いということではありませんし

もちろん
《歯科医師の指示のもとに》は 当たり前ですし
歯科衛生士の熟練は 言わずもがな必須ですが、
安全性が高く スムーズな診療に不可欠であれば
ある程度のグレーゾーンは 認められて良いのではないかな

私個人の意見としては そう思っています。


そして
歯科医師歴・歯科衛生士歴 が 何年だろうと
日々 学習研鑚を怠ってはいけない…ということを
あらためて感じ 反省した 今回のブログでした
(^ω^)b



医療法人 審美健康会 山本歯科医院&横浜ホワイトニング・インプラントセンター 
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2017年02月27日

審美健康会ブログ 歯磨剤のはてな


医療法人 審美健康会 山本歯科医院&横浜ホワイトニング・インプラントセンター
http://www.yamamotoshika.com
歯科衛生士の渡邉です。

こんにちは。
今回は普段身近に使っている歯磨剤についてお話したいと思います。

まずはじめに
みなさんは歯磨きをする際、歯磨剤を使われますか?

最近ではさまざまな種類の歯磨剤が売られていて、一体全体「どれを使ったら一番いいの?」「どれを基準に選んだらいいの?」
など思われている方も多いのではないでしょうか。

もしくは
歯磨剤そのものが「化学物質だから体に良くない」「泡立つと磨いた気になってしまい、きちんとみがけないまま終わってしまう」などあえて歯磨剤を使われていない方もなかにはいらっしゃるのではないでしょうか。

患者さんから実際にあった質問です。

<歯磨剤は歯を傷めますか?>
歯磨剤では歯の一番外側にあるエナメル質は削られません。
エナメル質の内側にある象牙質と呼ばれるところでは微量の磨耗が認められるそうですが、歯の健康には影響しない程度だそうです。
歯のすり減りには、歯磨剤よりもブラッシング力の影響が大きいそうです。


歯へのダメージでは、

ブラッシング圧>歯ブラシの硬さ>歯磨剤

の順です。

とくに、歯ブラシのヘッド(磨く部分)が小さいもので、毛先が硬い歯ブラシほど、歯に大きな力がかかりやすく、歯質を傷つけやすくしてしまうため、使用時には注意が必要です。
狙いを定めて磨ける利点もありますが、力のコントロールも慎重にしないといけないですね。


つづいて


<歯茎が痩せてしまったら、根元部分に刺激を与えるから、歯磨剤は使わないほうがいいですか?>

歯ブラシと歯茎の摩擦を減らすためにも歯磨剤はしっかり使ってください。
ブラッシング圧の強すぎによるダメージや歯周病が進んでしまって歯茎が痩せてしまった方、歯茎がやせる原因にはいろいろとありますが、歯磨剤には粘結剤という歯茎を傷つけにくくするための成分が入っています。体のマッサージをするときに、オイルやクリームを塗ってすべりをよくしてあげて肌を傷めないようにする、歯磨剤の粘結剤とはそんなイメージです。
この成分によって、歯磨剤は歯ブラシと歯茎の間に膜を作り、歯茎の損傷をふせぐ働きをしてくれるのです。
特に歯磨きのオーバーブラッシングによって歯茎が痩せてしまった人のような場合には、歯の根元の虫歯を防いで、歯を保護することも考えて、たっぷりと歯磨剤を使うようにしてくださいね。

そして


<歯磨剤を使えば、虫歯は必ず予防できますか?>
現在では、
フッ化物配合の歯磨剤でなければ、虫歯予防には効果が認められていません。
これはWHOによる
「世界のう蝕予防(虫歯予防)にはフッ化物配合歯磨剤の普及が最も大きく寄与している」
というレポートによるものや、またそこではフッ化物配合歯磨剤を使用しないブラッシングには虫歯予防効果がないこともガイドラインとしてまとめられています。
う蝕予防先進国の北欧では、フッ化物配合歯磨剤を使うことだけではなく、
歯磨剤の量を適量(成人で1.5g)使い、少量の水でうがいをするなどして
う蝕予防効果を高めるための方法が推奨されています。
お子さんの場合、まだうがいもうまくできない、でも虫歯予防しなきゃ、などお困りのこともあるかと思いますが、そういった場合には、ジェルタイプのフッ化物配合歯磨剤をお勧めします。
歯ブラシにつける量も大人よりも少量、歯ブラシの毛先にチョンとつける程度で大丈夫ですし、そのまま飲み込んでしまっても大丈夫です。



次回も 歯磨剤のはてな についていくつかご紹介したいと思います。 :)


医療法人 審美健康会 山本歯科医院&横浜ホワイトニング・インプラントセンター 
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2017年02月24日

審美健康会ブログ 義歯が痛くて食事ができないという患者さんへ 〜 コンフォート義歯 の紹介 〜


医療法人 審美健康会 山本歯科医院&横浜ホワイトニング・インプラントセンター 
http://www.yamamotoshika.com
院長の山本達郎 です。

入れ歯になっても たまにはステーキ食べたいな!と思うすこし贅沢な?方に向けたお話です!

じっさいに入れ歯で痛みで噛めないとおっしゃる方に対し 痛みを減らす工夫として 2つの方法があります。

ひとつが 

▲義歯に入れ歯安定剤を使う方法 

もうひとつがこれからご紹介する

◎コンフォート義歯を作成してそれで食事を楽しむ

というものです。

従来の義歯は アクリルレジンという樹脂を主体として製作されています。それは、アクリルレジンという材質は入れ歯の形を簡単に製作・加工するために適しているため、それを優先させた設計となっているからです。 

歯科医師としてのわたしの経験的な評価として このようなアクリルレジン義歯は数百年前から人々のお口の中に共存してきた!という歴史を築いて来たとともに 一般的な人々にとってアクリルレジン義歯による食事は 無理をしなければ可能なはずだ、と考えています。

しかし、患者さんひとりひとりの食習慣の違いから どうしても歯ごたえのある食べ物やある程度硬い食べ物も食べたい!という気持ちの方だと どうしても「義歯で食事をするのは、痛くて辛い!」ということになります。

食事中に粘膜に義歯が咬合圧で強く沈下しますが、そのときに沈み込んだアクリルレジンの硬さによる痛みにより食物が噛めない!というケースでは通常の方法では解決できないと思います。

そこで アクリルレジンが口腔内粘膜に直接触れないようにする工夫として市販の義歯安定剤が販売されています。
一般的な義歯安定剤はゲル状で義歯裏側面に薄くパテを延ばすように ご自身で塗っていき 安定剤をクッションのように使って食べ物を噛むやり方です。やり方は簡単で 購入はドラックストアなどでどこでも購入できるので 使いやすいと思います。

それに対し

「コンフォート義歯」というのは、義歯の内面を特殊加工し からだにやさしい生体用シリコンを裏打ちしてクッションのようにさせることで 義歯の硬さに由来する咬合痛からの解放をする画期的なシステムです。

一見 これは入れ歯の安定剤と似ていますが実は全く異なります。義歯の安定剤は、入れ歯の裏に入れるとその入れる量によって、その高さ − 義歯の咬合高径といいます ― が変わる可能性があります。変わって間違った位置で食事をすると、入れ歯の高さが変わることによって、入れ歯が不適切に強く当たる部分が生じてしまい 「安定剤を入れても痛みは消えない!」ということになります。
また、万一 義歯安定剤で噛めたとしても 強い力で噛むことで入れ歯の内面を安定剤で押しすぎる結果 その部分の粘膜の過度な吸収が起きてしまいます。いったんそのような状態が慢性的に続くと 安定剤を除去した状態では 粘膜の上にのっている義歯が ガタガタする ようになってしまい入れ歯としては最悪な状態になります。

テレビなどCMからの影響は強いのですが 市販の入れ歯の安定剤も入れ歯の洗浄剤も その効果は実際はあまり期待できないんです。入れ歯の洗浄剤も 使用者が間違って飲み込んでしまっても決して中毒を起こさないようなレベルにコントロールされていますし、効果がないとはいいませんが 

入れ歯は正確に作った最初の形が変わってはいけません。上述したように 変われば歯も痛みますし入れ歯も壊れてしまいます。

痛いからと言って パテ上の入れ歯安定剤を長期で使用すると 結局は最悪な選択になってしまう可能性があります。

そこで どうしても義歯の痛みから解放されない方へ 当院がお勧めするのがコンフォート義歯というものです。これはいったん精密な義歯を作った上で、実際にお食事を何回かしていただき 食事における痛みが出ない粘膜面の記録をさらに採取 この痛みが出ない形態を新義歯内面に張り付ける方法で製作します。

痛みがなくなったので「前の入れ歯の2倍噛めるようになった!」というコンフォート義歯のレポートがあります。

これまでの内面にシリコンを貼る様々ンタイプの義歯がありましたが、経年的な劣化による安定性の欠如が疑問視されてきましたが コンフォート義歯では5年間のメーカー保証も付けることができるので 患者さんとしては安心感が得られるのではないでしょうか。

入れ歯が痛くて上手く噛めないというお知り合い や あなた様のお父様お母さまがいらっしゃるようなら は是非 と当院にご相談ください。


posted by 達さん at 14:46| Comment(0) | Blog | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする