2015年12月31日

クチコミサイトって役に立つのでしょうか?

医療法人審美健康会 理事長の山本です。

今年も押し迫ってまいりまして 最後の仕事の追い込みにみなさま方お疲れのことと存じます。どうかご病気や事故に巻き込まれないようにご自愛ください。

患者さんの来院の動機はさまざまです

お陰様で 当院も開業して26年経ちました。
開業当初は こんなこともありました。
初診の高齢な男性の方 「最近 目に蚊が飛んでるように見えにくいんだよな〜」 「エッ (ここは歯科だけど・・・そうか下の眼科と間違えちゃったんだな)」
私が「眼医者さんはこの下ですよ 下に行ってください。でもここに来ちゃったんだから ついでにお口の中を診てみましょうか?」・・・ということもありました。

でも 現代は患者さんはパソコンのホームページをご覧になることでしょうし、今ではパソコンは見ないでスマホのそれへとシフトしつつあるようです。同様に、多様なクチコミサイトのどれかによってご自身が通院したい医療機関をお探しになる方も少なくないと思います。

個人的には レストランを探すのであれば 食べログみたいなサイトはかなり役に立つのではないか!と私は思います。そうしたお店では 決まったメニューの中からお客さんが選んで それが気に入るかどうか だけの判断です。誰が食べても同じ経験の基に評価がされているので 公平だと思います。また、例えば 「カツレツ」なら 定価は固定していて お客さんによって値段が変わることはありません。

私の歯科医院も最近は多様なクチコミが寄せられているようで それをご覧になって訪れる患者さんをときどき見かけるようになりました。
そこで 私が 患者さんが見たかもしれない クチコミ 例えば Yahoo!ヘルスケア とか デンターネット とかを見るにつけ 少し微妙な気持ちになることがあります。そこら辺を中心にして少しお話しようと思います。

言葉は重く心に響くけれど

ところで
当院の評判を上げていただいたクチコミを過去にお書きになった患者さんには この場をお借りして改めて御礼申し上げたいと思います。

クチコミに書かれていることは おおむね 好意的に書かれております。診療所を傷つけるクチコミの言葉は中傷としてサイトの管理者が整理してくれているのかもしれません。
書いた言葉にせよ 言った言葉にせよ 相手に上手く伝わっていればトラブルは少ないと思うのですが そもそも医者と患者という知識と常識がお互いにかなり離れた立場 そして 診療時間や急患の来院などという物理的な枠がある以上 お互いに完全な理解を得られているのか? 正直 私は自信がありません。

 カツレツ定食 と 病気の治療 を 並列に並べる方がどうかしてる、とはお考えにはなりませんか?

私は できるだけ 簡単な言葉で
 「今 虫歯が残っているか調べていますね」
「歯髄を守る薬を入れますね」
「妊婦さんでもレントゲンの撮影は問題ないといわれています。放射線学会でも認められています。東京医科歯科大では鉛のエプロンもしなくなりました。」など・・・
 
しかし実際の疾病においては 主訴(患者さんの訴え)と無関係であれば、歯や骨のダメージをすべて明示した上で診断したことを患者さんに語っているわけではないのです。
というのは ホントはたかが・・・と言っては申し訳ないですが 抜歯で1500円の治療を、正確な診断を行う目的だけでCT撮影して(パノラマレントゲンとも)15000円のカネをかけて 毎回治療をするか? という疑問は厚生労働省ならずともお感じになるのではないでしょうか? 患者さんを納得させるために、医者の経験値での判断だけで治療の流れを述べることは臨床的には多いです。

もちろん 私はできるだけ 患者さんがご自身の目で見てわかっていただける形で診療しようと努力していますが、幾つかのケースではそれができないことがあります。例えば 歯の食いしばり とか 夜間歯ぎしり(自覚の無い方が圧倒的です) それに関連した患者さんの姿勢や仕事などの生活習慣からくる関節とか顎角や頬に出現する「関連通」との接点を探り当てることは本当は大事なことだと思うのですが、わかりやすい証拠(レントゲンとか視覚でわかるようなこと)がないことがほとんどですので 患者さんとの話は客観的な話に収束し 患者さんの個人的な問題点と何かわかりやすいことはないだろうか?一致するところはないか? と患者さんと話しながら探している自分を感じます。 同時に そういう悪い生活習慣に無関心だったり 興味を示さない患者さんには「自分でも 口の中の病気を治そうと努力するつもりがあるんだろうか?」 と感じることがあります。

こういう方が クチコミとかに診療所の評価を独自の視点でお書きになるとすると 一体何を書くんだろう? と不安を感じます。

また診療中 予約で立て込んでいるのにもかかわらず 全く 予約もなしにいらっしゃったのに他院の治療のクレームをまくしたて時間ばかりが過ぎるにもかかわらず 結局 ご自身が何をしたいのかをお決めになれない(我々からみると)ブラックな患者さんもときおりいらっしゃって・・・ネットを自分に都合がいいように解釈して来院されたんのだろうけれど 当院の現状からすると ほかの患者さんの治療時間を奪う点で困惑ものです。

「親知らずを抜きたくない」

「虫歯があっても歯を削りたくない」

「歯が抜けそうで化膿していても抜きたくない」

「歯が無くなった元の奥歯の場所に入れ歯を入れたくない」

「インプラントはNHKで評判悪かったので、気がすすまない」

医者の世界でも ガンを切るな!という医者の言葉を丸呑みにして 外科医と慶応大医学部の近藤先生の間を何回も決めかねてセカンドオピニオンして回っているうちに 病気が進みお亡くなりになってしまう患者さんが実際にいます。(全く 笑えない話ではありませんか!) マスコミに煽られて、知ったかぶりになった挙句 根拠ない批判精神に染まってしまって 正しい知識を受け入れられない方は 私から見ると 哀れです。

もちろん
不安があって できるだけ 怖いことはしたくない・・・ という気持ちはわかります。私だって生身の人間ですから 病気で手術が必要なときには不安な気持ちになります。しかし、やるにしてもやらない(やらないことで医者に泣きつかないとこです)にしても ご自身で考えることです。

しかし、病気を放置することによって、さらなる症状の悪化を招く可能性がある場合は 医者の診断に逆らって自分の恣意的な診断を下すことは取り返しのつかない辛い結果を呼ぶ可能性があります。

最終的に 自分で下した判断については 自分の中で納得して 自分で責任を取らなければなければなりません。

そもそも 病気を生んで患ってしまったのは患者さんご自身に原因があるのです。医者は関係ないじゃないですか!

― タバコを止めることができなかった ので歯が抜けた!

― 歯ぎしりをコントロールしなければならなかったのに、すすめられたマウスピースを断ったことで歯が割れた!

― 糖尿病をコントロールしなければならなかったのに、生活習慣を是正できず結局 全部の歯が抜けた。

すべて自己責任です。

医者は、診察時に たまたまその病気に対峙しただけです。

医者が自分の病気をしっかり治してくれなかった・・・と 逆恨みする方が稀にいますが 以前 「ガッテンや 知人に負ける 医師の声」というブログで書いた通り 医者があなたのことを考えて薬や処置を提案しても 周囲のまるで勘違いな知識に染まった人間の意見で治療が進まないケースがある と話したことがあると思いますが こういう理由で進まない 治療が行われないなら 医者は患者へ「勝手にしろ」としか言いようがありません。

なかなか自分に合う医者っていない 歯医者っていつも同じことを言う と考えている方もいるのかな?と思いますが 私には 治療の場をコンビニのように 自分の欲しいものを好きなように買える場所 だと錯覚しているようにしか思えないことがあります。

 私は 来院される方には できればクチコミはともかく ブログをよく読んで あなたと私たちとの考え方が共有できることを理解していただいた上で ご来院下さることが望ましいと考えます。

費用に関しても 古人いわく

「ただほど高いものはない」

「安物買いの銭失い」

となっているではありませんか?

医療に必要な治療行為には費用も時間もかかるものです。

※ 保険診療では 収支的に私は多くの時間を取る自信がありません。申し訳ありませんが、たとえば 診療所の家賃は年間で相模鉄道に1000万も払っているので、利益の出ない保険診療で時間を割くのは、スタッフの人件費や高価な医療材料の購入やそれらを維持をするには、収支的に全く無理だと思っています。許してください。 
※ 型取りしたあとの 精密さを要求される技工物では、同じく保険担当の技工士では、要求されるスキルが追いつかないため、審美性に欠けるのはもちろん 適合性も操作性もかなり落ちるので 皆様方の製作物に関する満足度には、制限がかかると思います。これも先と同じような理由(収支面)で、止むをえないのではないか、と考えます。

しかし
自費治療の過程では 時間と安全性を予めコスト計算しているので
 
1. 診査を徹底させます 
2. 診断の正しさを検証して見極めます 
3. 優秀な技工士を選び 製作の指示の徹底と素材の吟味 
4. 製作過程中に厳重な管理を行います
5. 製作された技工物と口腔内での誤差の修正
6. 長期予後の安定性の確保のために何が必要かを再度 チェックする

という工程をひとつひとつ積み重ねていくことができます。

ですから 保険のみで診療しようと考えて クチコミだけで選ぶとしたら すべての歯科医院で あなたの望むものと診療の結果との一致点はあまりない、のではないかと思います。他の患者さんの書いた 全くあなたの必要としている治療とは関係ないことで 根拠なく 信頼感を募らせているだけ・・・のような気がします。
もし クチコミを鵜呑みにして訪れた歯科医院で、あなたが診療に納得するとすれば 

「“いい治療”をしてもらっている患者さんのユニットの隣で 自分も治療をやってもらった!?」

という自己陶酔だけなのかもしれません

良薬 口に苦し

私は その通りと思います。 

私は 詐欺のようなでたらめ治療を平気でやれるような傲慢な臨床家 ではありませんし 未熟な技術を覆い隠しながら診療を続けている(テレビに出ている)有名?な臨床家でもありません。

毎日の診療は診査結果に厳格に 基本的に 常に正しくストイックな対応を心がけています。そうした治療が継続できることにご理解をお願いをしたいと思います。 




posted by 達さん at 09:35| Comment(0) | Blog | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月30日

審美健康会

山本歯科医院 理事長の山本達郎です。

理事長?という書き出しで 前回までは 院長だったのに?と覚えている方もいらっしゃるかもしれません。

 山本歯科医院は個人経営の歯科医院だったのですが、平成28年1月1日 をもちまして医療法人になることになりました。医療法人に伴い 公共性の確保のために横浜市への登録などの手続きで提携している税理士法人綜合事務所の先生方には多大なご援助を賜りまして深謝しております。

 現在 山本歯科医院は 来院された累積患者数は15000名を超え スタッフは 歯科医師4名 歯科衛生士5名 受付2名という世帯になりました。

ホームページTOPの
「歯の健康美を保ちたい」
「綺麗に笑える素敵な笑顔を作りたい」

という標語を実現するべく日々 診療に力を尽くしている山本歯科医院なので、医療法人の名称は できるだけ そのシンボル性を表現しようと思い 「審美健康会」という名前にしました。

 前歯の治療しても 治療痕が残らず まるで自分の歯が蘇ったようにすることが我々の願いです。そして、家族や仲間と食事や旅行で何も気兼ねなく過ごせること − 笑うたびに歯茎の黒いラインを昔は気にしていた − (それから脱却できて 人前で大きな口を開けて笑うことができる) という本来の自然に戻った“ご自分の健康美”を味わってください。

 そして

自分の歯で(インプラントも自分の歯です!)若い人と同じように食事し きちんと体に栄養を供給できることを目指して欲しい!という我々の“願い”と“自負”を 医療法人の命名に込めました。

納得できるきちんとした治療を 自費治療をメインにして 多くの方々に良好な治療結果を享受したいと考え “偽物でなく本物を”価格を抑えた自費治療費でみなさまへご提供することが我々の任務と考えています。

当院で用いるジルコニアセラミックはその基となるベース治療込みで東京中心部の医療機関の約半額で提供しています。
また、山本歯科医院で毎日の臨床で使用しているインプラントは 世界の最高級品と称賛されている唯一のメーカーのものしか用いません。ですから 安全性と耐久性をお約束することができます。

安全性 耐久性 そして 安心感 をあなたのお口を通した健康維持に寄与するために努力する診療所として 2018年も邁進することを誓います。
 
posted by 達さん at 15:30| Comment(0) | Blog | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする