2016年08月22日

審美健康会ブログ 卒後に学ぶホワイトニング−「白い歯の基準」で患者満足のスマイルをつくる−について


医)審美健康会 山本歯科医院&横浜ホワイトニング・インプラントセンター
www.yamamotoshika.com
院長の山本達郎です

今年も11月20日(日)に東京医科歯科大学に於いて 院長山本がホワイトニングの実習会を行います。

この実習会では、株)ジーシー社のご好意をいただき ジーシー社開発のオフィスホワイトニング照射器である「コスモブルー」を実際に使用して 二人一組でホワイトニングの相互実習を行う、という本格的なものです。

メーカー担当者に聞いても 20名以上の歯科医師が参加し、オフィスホワイトニング機器であるコスモブルーを10台以上も一か所に集め、診療の場面と同じようにするために 「患者役の歯科医師(歯科衛生士)を実際の診療ユニットに座ってもらってホワイトニングを実際に施術する実習」を行う、という規模は世界的に見ても類を見ないものだそうです。

「トータルホワイトニングは歯のホワイトニング治療における王道」です。

これ以上の 実用的で最も高い効果と患者さんへの安全性を高めたホワイトニング治療法はありません。審美歯科を標榜している臨床医なら 歯を白くするなら現代では トータルホワイトニングを行うことが常識になっています。

けれども トータルホワイトニングのシステムでは、

@ 何を診断するか 
A 確実に安全な施術手技 

の実行が求められますが これらを基本から学ぶ機会は これまでのところほとんどありません。
仕方なく 臨床医はメーカー担当者などから 耳から聞いた情報を頼りに ホワイトニングを行っていることばかりだったため 高濃度のホワイトニング薬剤を正しくない取り扱いをしてしまい、患者さんの歯肉を傷つけたり 診断法を正しく教わらなかったことで 決して白くならない歯を1年以上ホワイトニングし続けてトラブルを起こしたりと・・・ 

実際の治療で決して見落としてはいけないことを 学んでこなかったために 折角の審美治療のスタートを台無しにしてしまうばかりか 治療を巡って 法的責任を負う可能性さえでてきます。

こういうトラブルを避けて 安心安全にホワイトニング治療を患者さんといっしょに楽しみ その後 白くなった歯を用いて様々な審美治療へ移れる 患者―歯科医師のWINWINな治療 を行うことで さらに患者さんからの信頼関係は大きくなってゆくと思います。

そういう観点から 「卒後に学ぶホワイトニング」というタイトルで

「トータルホワイトニングの極意」 
「生活歯ホワイトニング診断法」
「安全なオフィスホワイトニングに必要な手技」
「臨床ケース」
というカリキュラムを通し 

「ホワイトニングってこんなに勉強しなければならないことがあったのか!」

と感じてもらえば主催者としては責務を果たせたように思うのです。

この実習会に参加した先生方は 一日の勉強が終わると 「つかれた〜」とおっしゃっておられますが 逆に これだけ ホワイトニングに関し 基礎から応用面までを体系的に学ばれたことはなかった、と思いますし、これだけ学べば自信もって審美治療に入れると思います。終了後の先生方からは 「とても良かった!」という声をいただいております。

どうぞ これまでホワイトニング治療でうまくいかなかった経験をお持ちの先生方や歯科衛生士さんにご参加いただきたいと思います。


医療法人 審美健康会 山本歯科医院&横浜ホワイトニング・インプラントセンター 
http://www.yamamotoshika.com


posted by 達さん at 16:07| Comment(0) | Blog | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月14日

審美健康会ブログ  マリス・ヤンソンス賛


医)審美健康会 山本歯科医院&横浜ホワイトニング・インプラントセンター
www.yamamotoshika.com
院長の山本達郎です

今日は私の個人的な話でこのブログのページを書かせていただくことをお許しください。

マリス・ヤンソンスというロシア人?のオーケストラの指揮者がいます。

彼は1943年ラトビア リガ生まれのユダヤ系ロシア人で 現在73歳です。彼の叔父や祖父はナチスによってゲットーで殺されるという過酷な運命の下に生まれました。
マリスの父 アルヴィド・ヤンソンスもオーケストラの有能な指揮者でロシアの国宝級指揮者エフゲニー・ムラヴィンスキーとともにレニングラードフィルハモニー管弦楽団を支えていました。
マリスは1971年、カラヤン国際指揮者コンクールで2位の成績に輝きその才能の片鱗を示しました。

マリスは、ムラヴィンスキーの死後も レニングラードを任される一方 1979年からオスロ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者に就任しました。彼は2000年までこのポストにとどまり、国際的な知名度という意味では今一歩だったオスロ・フィルのレヴェル・アップに尽力しました。

こう言っては申し訳ないですが、このオーケストラはN響なんかの足元にも及ばない田舎オーケストラです。
それをマリスは鍛え上げ、ヨーロッパの群雄割拠するスーパーオーケストラに十分肩を並べるレベルまでになりました。しかし、当時は 彼らの音楽は世間にアピールしませんでした。そこで、マリスは自ら 自分たちの演奏を録音したものをCHANDOSなどのヨーロッパの中級レーベルに売りに商談にかけずり回りました。このときのヤンソンスの胸の内は「なぜこんなに素晴らしい音楽が売れないのだろう」というものだったのではないでしょうか?
結果は 大成功でした。CDとして彼らの音楽がヨーロッパはおろか米国やここ日本までもこの指揮者の性能を認めたのです。

このような努力によって、1992年にはロンドン・フィルハーモニー管弦楽団というイギリスでは最も名妓性の高い楽団の首席客演指揮者に就任。
1997年から2004年までアメリカのピッツバーグ交響楽団の首席指揮者も兼任、1990年代を迎えると世界の一流オーケストラへの客演も本格化するようになりました。

2001年にはウィーン楽友協会の名誉会員に推挙されました。その2年後にはバイエルン放送交響楽団というドイツではベルリンフィルに次ぐ最高のオーケストラの評価の高い管弦楽団の首席指揮者に就任し、この楽団との関係は現在も続いています。
さらに2004年からはヨーロッパ最高の管弦楽団という評価もある ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の常任指揮者も務めるようになり、ヤンソンスは2つのヨーロッパ有数の名門オーケストラの常任を兼任する事になりました。

カラヤンコンクール入賞という輝かしい経歴を持ちながらも 30数年という歳月はヤンソンスを表舞台のヒーローにはなれませんでした。
しかし、ヤンソンスの奏でる音楽は オスロから始まり バイエルンもコンセルトヘボウも私は大好きです。
カラヤンのようにベルリンフィルという名人軍団をも 自らの意志と個性で屈服させる鉄の規律でしばる!ではなく もっと どのオーケストラでも その楽団員ひとりひとりの個性を尊重し 作曲家の音楽を 自然な! 誇張しない! 心が通った形で奏でます。作曲者の作った音楽を忠実に再現する一方 聞き手の我々も感動し満足する 音楽の美しさと楽しさ を教えてくれます。

ヤンソンスの音楽は現代人のスタンダードな形式を守る という音楽家の良心というかモラルを守っています。かつての大指揮者F・フルトヴェングラーのようにテンポを揺らしたり オーケストラを煽ることはありません。
ですから
一見 いや 失礼 一聴ですね 何も個性がないように感じる・・・

むかしむかし 私がヤンソンスの音楽を最初に聞いたときに 何もやっていないような・・・個性がない!と そのときは不覚にもそう思ったことを告白します。 
料理でいうと一味足りない!と物足りなく感じたのはこのことだったと思います。
でも 聞き慣れるに従って 大時代的な 楽譜にない音楽を演出して演奏する のではなくて 

きちんと楽譜にある作曲家が作った音楽をありのままに鳴らしている―ことに気付いて 改めてベートーヴェンを聞いてみると 「特に何もしていない」というリスナー評もあるけれど オーケストラメンバーと入念なリハーサルを行ったと考えられる 音の「色」の演出 細かな感情の表現 音に意味と重みを与えて 曲のもっている「音楽の必然」を鮮やかに表現していることに気付きます。

私は すばらしいな!と素直に思えました。

ロイヤル・コンセルトヘボウの常任指揮者就任コンサートはリヒャルト・シュトラウスの「英雄の生涯」でした。この管弦楽団の名妓性を存分に発揮した名演奏でした。
昨年 体調面を考慮し 同楽団を辞め 現在はバイエルン放送交響楽団の常任指揮者に専念しています。
この楽団は マリスの考えに柔軟に対応し その表現に追随する反応力に優れたオーケストラで、今は私の一押し マリス・ヤンソンス指揮バイエルン放送交響楽団の演奏 これはもう現代 最高!と思っています。

もちろん音楽は人間のパフォーマンスですからフルトヴェングラーの奇数番号のベートーヴェンのシンフォニーの素晴らしさ も クナッパーツブッシュの巨大なワーグナー 特に 12回のバイロイトにおけるパルシファルの演奏の数々は人類の遺産 と思います。

でも!

マリスのバイエルンの演奏ほど クラシック音楽の聴く楽しみを味わえる幸せを感じさせてくれるものはありませんでした。

いいですね

審美健康会 山本歯科医院&横浜ホワイトニング・インプラントセンター
www.yamamotoshika.com
posted by 達さん at 21:52| Comment(0) | Blog | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

審美健康会ブログ 「また 奥歯が割れてしまいました」という貴方へ その2


医)審美健康会 山本歯科医院&横浜ホワイトニング・インプラントセンター
www.yamamotoshika.com
院長の山本達郎です

(審美健康会ブログ 「また 奥歯が割れてしまいました」という貴方へ その2です。その1は5月1日のブログをご覧ください。)

当院で 保険で あるいは メインテナンスの内容の深度や必要な頻度を改善するために 自費でメインテナンスを受診される方は増えてきています。

こうした予防に熱心な方々の口腔内でも 我々がなかなか守り切れない疾患の1つに「突発的に生じる歯根破折」があります。

結論から言うと 歯を支える歯根に破折が生じた時点で例え症状がなくても保存は不可能となります。

(例外的に 割れた歯根を接着して再利用!というクリニックもありますが、接着剤というものは強度を与えるととても脆い性質ですので、結果的に修理した歯には長期的な耐久性はないです)

中には「歯が割れても自分はどうしても歯は抜かない」と頑なな方もたまにいらっしゃいますが・・・それも 現症が違和感程度なら 様子をみることもできるでしょうが ひどい腫れや痛みを伴っている場合では 抜歯して顎の骨に対する炎症を早期に取り除かないと想像以上のダメージを負います。

私の経験でも 常識的な限界を超えて抜歯を遅らせた挙句 結局 歯を抜いたのは当然として 骨髄炎という致死的な病変に移行してしまったために 50日あまり入院生活を余儀なくされた方もいらっしゃいました。

「歯根破折」はガンと異なり体中に転移することはありませんが 歯が顎骨に埋まっているという解剖的な条件を考えると 結論を下さない という選択肢も 結論を遅らせる という選択肢も 最後はご自分の身の不幸を招くだけなので 放置する ということは危険である!と私は考えています。

我々にとってもこの歯根破折の診断はは厄介です。
血圧や糖尿病のHbA1cのようにある程度の値が出ていたりすれば データを示し 科学的な視野から患者さんにアドバイスを送ることも可能でしょう。
ところが
歯根破折には 「それらしい傾向」 とか 「歯科医師の第六感」 とかはあるものの きっちりした診断のエビデンスはありません。ですから、もし科学的なデータ以外は一切を信じない!という患者さんが現れた場合 我々が その肩を納得させることは不可能です。
ですから
「歯科医師や歯科衛生士の経験からの指摘」に耳を傾けてくれない方には 我々の祈りは通じないことになります・・・。

歯を折る方には幾つかの特徴があります。共通点と言い換えてもよいでしょう。

ただ 「歯根破折が何時起きるのか?」 は地震予報よりもたどたどしい限りです。

我々は こうしたグループの患者さんたちには歯を守るために必要な助言は絶えず行っています。歯根破折予防のためのアプライアンス(治療装置)のご提案も必ず行っています。患者さんとのお話を通じて 食生活などで知りうることがあれば 助言も行っています。

このように歯を失う可能性が高い疾患としても歯根破折は、年代的には40代後半から70代の中高年の方に頻発します。若い方にはあまり起きません。

しかし、若いから歯は折れない!とも言えません。昨年は28歳の女性が歯根破折を起こした例を診ました。

また割れないまでも 歯のコンタクトポイント(隣接接触点)の虫歯の頻度の高い方 歯周病や歯肉炎の発作がよく起きる方 歯冠が欠けたことがある方 歯の神経が虫歯が無いにもかかわらず死ぬ(化膿する)などという結果は 病態の姿は違うのですが 同じ原因によると考えられます。

生活習慣の見直し ご自身の癖や嗜好を再評価し改善しないと 歯の破折はコントロールできません。

次に続きます。


医)審美健康会 山本歯科医院&横浜ホワイトニング・インプラントセンター
www.yamamotoshika.com
posted by 達さん at 14:42| Comment(0) | Blog | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする